70-75歳では、太り気味の人の方が、正常体重の人よりも長く生きる

1月27日から、カレンダーの映像が「冬編」に変わりました。時間のある方は左の映像部分をクリックして大きな映像と音楽をお楽しみください。


‘Overweight’ senior citizens live longer

以下は、記事の要約と解説です。


70-75歳では、太り気味の人の方が、正常体重の人よりも長く生きるという研究結果がオーストラリアのグループによって報告されました。

ボディマス指数(Body Mass Index, BMI)という指数があります。体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったものです。例えば、身長160cm、体重50kgの場合、50kg÷(1.6m×1.6m)≒19.5となります。

日本肥満学会によると、BMIが22の場合が標準体重、BMIが25以上の場合を肥満、BMIが18.5未満である場合を低体重とするそうですが、上の記事では、25以上をover weight、30以上をobesityとすると書かれています。

元論文のタイトルは、”Body Mass Index and Survival in Men and Women Aged 70 to 75″です(論文をみる)。

研究は、70歳から75歳までの4,677人の男性と4,563人の女性を対象として1996年にスタート、10年後の死亡率を調べました。一番死亡が少なかったのは、over weightグループ(25<BMI<30)でした。

正常(18.5<BMI<25)グループとobesity (BMI>30以上)グループの死亡率はほぼ同じで、over weightグループの死亡率は、これらのグループの数字よりも13%低かったそうです。


病気でやせている人を除いても同じ結果だそうです。この結果から判断すると、BMIという指数は、70歳以上では健康かどうかの参考にならないようです。少し太っているほうが、病気になった時に栄養の蓄えがあるのかもしれません。

BMIは肥満の指数の1つにしかすぎません。同様の研究を、腹囲や体脂肪率、あるいは内臓脂肪率などでやったら、どういう結果になるのでしょうか?

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